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ふたご座流星群を家庭用ビデオでキャッチ

2012.12.17

 ふたご座流星群の出現ピークを迎えた14日未明、サイエンスポータル編集部員が家庭用ビデオカメラで流星の動画映像を撮影した。

 茨城県つくば市郊外の住宅地の周囲の明かりがあまり届かない場所で、カメラを三脚に固定。流星の「放射点」とされるふたご座方向にカメラを何度か向け直しながら、同日午前5時ごろから同6時すぎまで継続撮影した。

 撮影仕様は、ナイトショット・モードで、ピントはマニュアル操作で、あらかじめ遠くの街灯に合わせておいた。流星はどこに出現するのか分からないので、できるだけ広い範囲をカバーできるように、画角は広角(ワイド)側に設定したという。

 その結果、計5個の流星と確認される光の筋がとらえられた。全天球では、カメラの向けた方向以外でも出現していたことから、さらにもっと暗い場所であれば、肉眼でより多くの流星がみられたかも知れないという。ただし「かなり寒かった」と。

 次に観測できるのは、正月早々の「しぶんぎ座流星群」。これは、ふたご座流星群・ペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の一つで、民間の「流星電波観測国際プロジェクト」によると、来年(2013年)は月明かりと極大時刻の組み合わせの条件があまり良くないようだが、1月3日午後10時ごろから4日未明までが出現のピークとなりそう。しかし来年8月のペルセウス座流星群は、数年ぶりに最高条件がそろうという。

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