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文科省サイトから個人情報流出 中国からサイバー攻撃か

2012.01.04

 文部科学省は2011年12月28日、改ざんされた科学技術週間ホームページから、関係者のメールアドレスなど個人情報約1,000件が流出していたことを明らかにした。

 流出したのは、08年に実施した科学館についてのアンケートデータ24件(回答とメールアドレス)、科学技術週間登録機関853件の機関担当者氏名とメールアドレス、「2008年一家に一枚ポスター(光マップ)」配布協力科学館の担当者氏名とメールアドレス。文科省の担当者は「個人情報が流出した方々には、おわびと不審メールについての注意喚起を行っている」と話している。

 今回の不正アクセスは、IPアドレスから中国・南京市からのものと思われるが具体的な場所までは特定していない。12月15日に、データベースへの問い合わせ言語をサーバに送りつけ、セキュリティの穴を探すSQLインジェクションと呼ばれるサイバー攻撃を約6,000回受けて、管理者画面への進入を許した。

 文科省は問題のプログラムを修正し、ウェブサイト全体に第三者機関によるセキュリティチェックを実施するという。また、今回の流出はサーバ上に過去のデータを残したままにしておいたことが原因であることから、サーバ上には過去のデータや個人情報を残さない方法に切り替えるとしている。

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