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松江で見つかったコハクチョウは低病原性鳥インフルエンザ

2011.11.16

 環境省は、島根県松江市で見つかったコハクチョウが感染していた鳥インフルエンザについて、「H5N2亜型ではあるが低病原性ウイルスである可能性が高い」と15日、発表した。

 7日に死体で見つかったコハクチョウ1羽は、簡易検査では陰性と判定されていた。しかし、10日に国立環境研究所が遺伝子検査を実施したところ陽性と判明し、環境省は同日、発生地周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

 11日から鳥取大学で確定検査を行い、H5N2亜型のインフルエンザウイルスが分離されたが、遺伝子解析で分離ウイルスが高病原性ではなく低病原性ウイルスの特徴があることが確認された。

 今後、最終確認のため、ニワトリ接種試験を実施する。結果判明まで10日程度かかる。確定結果が出るまで、念のため野鳥監視重点区域は解除せず、野鳥監視の強化を継続するという。

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