最新の研究論文と価値の高い過去の論文を外部ウェブサイトから横断的に検索できるプログラムの提供を科学技術振興機構が始めた。個人や学協会のウェブサイトに検索窓をつくれば、同機構が公開している論文情報を一度にまとめて検索、表示できる。国立情報学研究所や国立国会図書館などの電子ジャーナル・科学技術情報サイトが提供しているプログラム機能と併用することで、さらに広範囲の横断検索も可能になる。
プログラム「WebAPI」(Applidation Program Interface)は、利用規約に従えば申請不要で、無料で利用できる(営業目的の場合は申請手続きが必要)。約660誌(32万記事)の学術論文誌のほか予稿集・要旨集なども登載されている科学技術情報発信・流通総合システム「J-STAGE」と学術的に価値の高い国内の学会誌、論文誌約500誌(130万記事)を創刊号から電子アーカイブ化している「Journal@rchive」が、このプログラムだけで検索可能となる。