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ディスカバリーのアンテナ故障

2010.04.06

 日本時間5日夜打ち上げられた米スペースシャトル「ディスカバリー」は、予定の地球周回軌道に入ったが、搭載の通信用アンテナ(Kuアンテナ)がうまく作動しないことが分かった。

 このKuアンテナは打ち上げ2日目に予定されている山崎直子宇宙飛行士たちによる「ディスカバリー」耐熱タイルの損傷チェックでも地上との通信に利用される予定だった。作動しないままだと、損傷チェック時のビデオデータは、国際宇宙ステーション(ISS)に結合後、ISSのKuアンテナを用いて地上に送られることになる。

 「ディスカバリー」には、S波やUHF(極超短波)アンテナもあることから、Kuアンテナが不調でもISSとのドッキングには支障はない、と米航空宇宙局(NASA)は言っている。

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