厚生労働省によると新型インフルエンザの入院患者累計は11日時点で6,300人となった。このうち1歳から14歳までの子どもが81%を占めている。特に5歳から9歳までが最も多く2,799人と全体の44.4%に達している。
急性脳症患者は197人おり、やはり5-9歳が107人と最も多く、半数以上を占めている。
死亡者は57人で、急性脳炎にかかった患者がそのうち5人、基礎疾患を持っていた人は36人いた。死亡者を年齢別に見ると40-59歳と60-79歳がそれぞれ12人と最も多く、続いて20-39歳9人、5-9歳7人、1歳-5歳未満6人となっている。
厚生労働省は、ワクチン出荷が600万回分となった6日、1-9歳までの子ども、特に基礎疾患を持つ子に対するワクチン接種を当初予定の12月中旬より早めて行うことを検討するよう地方自治体に通知している。