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最先端研究開発支援プログラムの課題選定手順決定

2009.07.13

 総額2,700億円を投じる「最先端研究開発支援プログラム」の中心研究者や課題を決める最先端研究開発支援ワーキングチーム(座長・相澤益男・総合科学技術会議議員)が、9日初会合を開き選定作業の手順を決めた。

 第1段階審査では、中心研究者の実績と研究開発の内容の適切性について、「明らかに優良な提案」と「さらなる精査が必要な提案」を絞り込む。選択しなかった提案については、各委員が理由を簡潔に記載し、その結果を事務局が取りまとめる。1人以上が選んだ提案はすべて第2段階審査の対象にする。

 第2段階の重点書面審査では、中心研究者の実績、研究開発の意義、3-5年後のプログラム終了時点で実現する具体的成果、研究開発および成果利用のフィージビリティー、その他研究開発の波及効果など5項目ごとに5段階で評価し、各提案を総合的に5段階で評価する。各委員の総合評価の結果を集計、平均値で提案の順位を決める。

 第3段階のヒアリング対象となるのは、総合評価の順位上位80件に、書面審査だけでは評価が定まらない提案など、委員の要望を踏まえて選定した10件を加えた90件。ヒアリングでは、中心研究者を含め2人以内が10分間の発表を行った後、質疑を10分行い、ヒアリング対象者退室後の10分で採点する。ヒアリング前に委員から質問がある場合には、あらかじめ事務局を通じて応募者に通知し、その回答は構成員全員に補足資料として提供する。

 ワーキングチームの各委員は、ヒアリングの結果を踏まえて、各提案の総合評価を確定する。その総合評価の集計結果によるポイントの平均値の順に60件程度を並べて、S、A、Bに3分類し、中心研究者候補と研究課題候補を最先端研究開発支援会議に報告する。また、研究課題の内容などについて何らかの改善措置がなされれば候補になり得る課題については、応募者に改善措置への対応の可否を確認し、対応可能であれば、候補に追加できる、となっている。

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