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土壌中のカドミウム吸収する植物開発

2009.05.29

マリーゴールド新品種
マリーゴールド新品
提供:株式会社小泉

 
カドミウムを効率よく土壌から吸収するマリーゴールド新品種と育苗栽培方法を株式会社小泉が開発した。飯村洋介・産業技術総合研究所主任研究員の研究成果を基に、科学技術振興機構が小泉に企業化を委託していた。

 
新品種は、20種類の候補植物から選抜、育種し、形質を固定した花粉親株と、新しく作られた雄性不稔株という自家受粉しない系統を掛け合わせることで得られた。在来のマリーゴールドより1.5-2倍高いカドミウム吸収能力を持ち、鉛、亜鉛、マンガンなど他の重金属に対しても在来種と同等ないしそれ以上の吸収能力があることが確かめられた。

 
カドミウムなど重金属に汚染された土壌の浄化方法としては、土壌を搬出して洗浄する方法が一般的。しかし、時間をかけずに確実に浄化できる一方、費用がかかる上に、工事、土壌運搬に伴う環境上の問題がある。

 
汚染地に植えるだけで重金属を吸収してくれる植物を利用した土壌浄化法は、安くて環境への負荷も小さいことから、吸収能力の高い品種の開発が望まれている。

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