日本の公財政教育支出の対GDP比は、先進国の中で最低であることが、経済協力開発機構(OECD)の報告書で明らかにされた。
OECDの「図表で見る教育2008」によると、日本の公財政教育支出の対GDP比は3.4%。フランスの5.6%、英国の5.0%、米国の4.8%に比べ、大きな差があり、データがあるOECD加盟国28カ国中、最低の値となっている。
教育段階別に見ると、初等中等教育では2.6%とデータがある29カ国中、27位。日本より下はギリシャとスロバキアの2.5%だけとなっている。高等教育では0.5%とデータがある29カ国中、最低だった。
一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合は9.5%と、データがあるOECD加盟国の中ではイタリア(9.3%)に次いで低い数字となっている。