7月7-9日に開かれる「北海道洞爺湖サミット」のメディアセンターわきに太陽光発電、燃料電池、有機EL(エレクトロルミネッセンス)照明など先端技術を備えた住宅「ゼロエミッションハウス」を、新エネルギー・産業技術総合開発機構と産業技術総合研究所が展示することになった。
サミットの間は、内外から約4,000人の報道関係者が集まるとみられ、日本のすぐれた環境技術を内外にアピールするのを狙っている。
ゼロエミッションハウスは、約280平方メートルの広さで、太陽光発電システム、風力発電機、ヒートポンプ給湯機、家庭用燃料電池システム、環境配慮建材などの最新技術を備え、耐震性・断熱性にも配慮した近未来型住宅。住宅に隣接し、定置用燃料電池システム3台も設置され、照明などの電力を一部賄うとともに、同システムから得られた熱を利用した足湯コーナーも設けられる。完成は6月の予定。
国際メディアセンターは、サミット会場となるザ・ウィンザーホテルから約27キロ離れたルスツリゾート内に建設される。