火星の地中に存在すると見られている水を直接、確認することなど目的とする米火星探査機「フェニックス」が、日本時間26日朝、火星の北極圏に着陸した。
フェニックスは、地面を掘って採取した試料を分析する装置を備えている。2002年に火星を回る米航空宇宙局(NASA)の探査機マーズ・オデッセイが、火星の地表近くの地下に氷が存在する証拠を見つけており、フェニックスによって水の確認のほか、炭素を含む化合物が存在するかどうかなど興味深い成果が期待されている。
フェニックスは、昨年8月、米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地からデルタロケットにより打ち上げられた。