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ストップ温暖化「一村一品」大作戦スタート

2008.01.07

 地域の特徴を生かし、二酸化炭素排出削減を目指す全国運動が年末からスタートした。

環境省、都道府県地球温暖化防止活動推進センターが旗振り役となっている「ストップ温暖化『一村一品』大作戦」と呼ばれるもので、今年度が初めての試み。すでに全国1,070の応募の中から各都道府県から一つだけ計47の代表が決まっている。2月9日〜10日に東京丸ビルホールで開かれる全国大会にそれぞれの取り組みを報告、ウェブによる一般投票も含め、グランプリが決まる。

 今年、洞爺湖サミットが開かれる北海道からは、雪の冷熱を利用して米を貯蔵する世界初の施設「スノークールライスファクトリー」を建設するなど、雪を地域資源のつとしてとらえる沼田町の取り組みが代表に選ばれている。

 沖縄では在来種の大豆オーヒーグー(青ヒグ)、高アンダーを栽培して、「昔の繁多川豆腐」を再現し、住民間のコミュニケーションの場や機会を広げるとともに、地産地消を促進し、フードマイレージによる温暖化対策を実行中の那覇市繁多川地区の取り組みが選ばれている。

 東京の代表は、東京自転車グリーンマップづくりを進めている市民団体「アーバンエコロジー東京」。レンタサイクル情報、修理店情報なども網羅したマップ33万部を配布し、短距離の移動に自転車利用を呼びかけて、健康増進と二酸化炭素排出削減を目指す。

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