小中高校の理科教育に宇宙を活用することを目的とした「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」に、日本の先生の代表が派遣されることになった。
このワークショップは、米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターがあるヒューストンで来年1月31日から2月2日に開かれる。宇宙航空研究開発機構は、全国の応募者の中から、岡智美さん(松山市、済美高等学校教諭)、元村義信さん(長崎大学教育学部附属中学校教諭)、馬屋原(まやはら)敏子さん(東京都利島村立利島小中学校)の3人を、ワークショップでの発表者に選んだ。いずれも理科の先生たちで、日本の教育現場で実践している指導方法や教材について発表する。
また、藤井智瀬さん(東大阪市立楠根小学校教諭)も参加者として選ばれ、発表をする3人の先生とともに、他の参加者による講演や発表を聞いたり、米国人教員やNASA関係者たちとの意見交換などを行う。NASAの施設見学も予定されており、4人の先生たちは、ワークショップで得た成果を帰国後、広く活用することを期待されている。
「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」は、ジョンソン宇宙センターのビジターセンターである「スペースセンター・ヒューストン」が毎年主催する教育プログラムの一つ。