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津波予報の更新より迅速に

2007.07.02

 津波予報の後、速やかに予報の更新や解除の情報を流すことができる新しい津波予報システムを気象庁が2日からスタートさせた。

 気象庁は、データベース化されている約10万通りの津波シミュレーション結果に、地震発生直後に推定した震源の位置や地震の規模(M:マグニチュード)を入れて津波の大きさを算出、地震発生の通常3分程度後に津波予報を発表している。津波予報の更新、解除は、全国の検潮施設の記録をもとに行っていた。

 2日からスタートした津波予報システムは、地震の規模をより的確に表す断層の大きさや断層の動きを地震発生から10〜20分で推定できるシステムを採用することで、津波予報を出した後の、津波注意報や警報の切り替えや解除も早めに行うことができるようにした。

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