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X線自由電子レーザー利用研究課題を選定

2007.05.29

 物質の構造を原子レベルで観測可能にするなど画期的な計測・分析手段になると期待されているX線自由電子レーザーの実現に備えた利用研究課題を文部科学省が選定、公表した。

 X線自由電子レーザー装置は、化学反応など超高速で変化する現象なども瞬時に計測・分析できることから、科学技術に新たなブレークスルーをもたらす研究基盤として、昨年度からスタートした第3期科学技術基本計画で、国家基幹技術に位置付けられた。

 今回、選定された課題は、X線自由電子レーザーの完成後、直ちに本格的な利用研究を実施し、革新的な成果を生み出すことを目指している。

 選定された課題の代表研究機関と責任者は次の通り。

 慶應義塾大学(中迫雅由)、東北大学(上田潔)、東京工業大学(中村一隆)、慶應義塾大学(中嶋敦)、自然科学研究機構分子科学研究所(初井宇記)、京都大学(八尾誠)、高輝度光科学研究センター(岩本裕之)、日本原子力研究開発機構(郷信広)

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