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小学生が日本最古のネズミザメの歯化石発見

2007.05.17

 日本では最も古いネズミザメの歯の化石を、和歌山県の小学生が見つけ、6月1日から和歌山県立自然博物館に展示される。

 発見者は、かつらぎ町立笠田小4年生の山本祥久君。3月に和歌山県広川町の白木海岸で同館が主催した化石発掘イベントに参加し、白亜紀前期地層の石の中から見つけた。

 同館の調査で、見つかった歯の化石は、1億3,500万〜1億3,200万年前のものと見られ、ネズミザメ類にはホホジロザメなど多くの種類があるが、見つかったのは既に絶滅した種のものと判明した。メジロザメ類の歯の化石としては、ポーランドでもっと古い時代のものが見つかったという記録があるが、日本では最古、世界でもこれほど古い時代の化石は珍しい、と同館では言っている。

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