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クマタカから鳥インフルエンザウイルス

2007.03.19

 熊本県球磨郡相良村で、猛禽(もうきん)類のクマタカから、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出された、と18日環境省が発表した。

 熊本日日新聞などによると、クマタカは雌で、1月4日に衰弱した状態で見つかり、直後に死んだ。H5N1型を保有した渡り鳥など小動物を捕食し、感染した可能性が指摘されている。見つかった時期は、宮崎で鶏の大量死が最初に判明した1月10日ごろに近い。

 財団法人「日本野鳥の会」が、2006年2月28日に公表した「鳥インフルエンザに対するバードライフ声明」によると、2004年に、台湾からベルギーに手荷物として密輸されたクマタカが、ウイルスに感染していることが判明している。

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