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温暖化による感染症増加の恐れパンフで注意喚起

2007.03.09

 感染症を媒介する動物の分布域が広がるなど、感染症と温暖化の関係に注意を促すパンフレット「地球温暖化と感染症〜いま、何がわかっているのか?〜」を、環境省が作成した。

 アフリカのリフトバレー熱や米大陸のハンタウイルス肺炎症候群など、世界各地で温暖化によるとみられる感染症増加の例とともに、日本での危険性についても具体例を挙げている。

 それによると、日本脳炎を媒介するコガタアカイエカ、マラリアの媒介蚊が、温暖化によって生息域を拡大し、ふたたび流行をもたらす危険がある。また、デング熱は、日本ではヒトスジシマカが媒介すると考えられているが、分布域である年平均気温11℃の地域が年々、北上しているのに伴い危険性も増加している、と注意を促している。

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