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理系持つ女子大の志願率が軒並み増加

2007.03.08

 理学部系を持つ5つの女子大学(奈良女子大学、日本女子大学、東京女子大学、津田塾大学、お茶の水女子大学)の、この春の受験倍率が一斉に増えたことが、1日の総合科学技術会議で、郷通子議員(お茶の水女子大学学長)から紹介された。

 郷議員は「第3期科学技術基本計画で、自然科学系の女性研究者の割合を5年間で25%までに増やすと書いていることが大変大きく効いていると思う。この効果は、早くも高校生に伝わって、もともと理科が好きだった人たちが、躊躇していたかもしれないが、そういう人たちが抑圧を取り除かれたという感じで理系の大学に進もうと思ったのではないか」と語っている。

 郷議員によると、特に倍率が高かったのは、数学と物理。郷議員は、理系の女子大生がこれからキャリアパスを切り開いていくため、奨学金の充実、メンター制の確立、理科教育の教員への登用などにかかわる支援策の必要を主張した。

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