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新農業者大学校が来年開校

2007.02.22

 一時は廃止も検討された農業者大学校が、新しい時代に対応する大学校として再出発、来年4月、研究学園都市つくばに開校することになった。

 学生の募集をことし4月から開始する。現在、多摩市にある農業者大学校は、2008年度で活動を終了する。

 1968年に開校した現在の農業者大学校は、その後、ほとんどの道府県に設けられた農業大学校(2年制)との役割の違いがはっきりしないこと、さらにこれら多くの農業大学校同様、最近は定員割れが常態化していることなどの理由から、昨年4月に農業・食品産業技術総合研究機構に統合された。

 現在の農業者大学校が「1年の農業実務経験のある高校卒で、30歳未満」と入学資格を限っていたのに対し、新しい農業者大学校は、大学卒程度の理解力や判断力を有するか、これに準ずると認められるような農業技術・知識を有していれば、学部・学歴を問わない。

 さらに、3年だった修業期間も2年に短縮している。

 最先端研究の成果や情報を生かし、全国の優秀な農業経営者の実践にも学び、21世紀の日本の農業・農村を力強く支えることのできる農業者を育成する、としている。

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