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植物の根の成長促す遺伝子発見

2007.02.01

 植物の根の成長を促す遺伝子を、奈良先端科学技術大学院大学の田坂昌生教授、深城英弘・兼任助教授らの研究グループが発見した。

 この遺伝子は、オーキシンという成長を活発にする植物ホルモンに応答して、働きが活性化される。植物の根には、種が発芽して最初に伸びる主根と、根の内部から新たに作り出される側根がある。見つかった遺伝子は、側根を作ることによって、地下に伸びる根の発達を促進することが分かった。

 この遺伝子の働きを利用し、根が発達しにくい環境でも根がよく増える品種を作り出したり、挿し木栽培が可能な作物を新たに作るといったことも可能になる、と期待されている。

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