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渋皮むきやすいクリが農林水産研究成果の1位

2006.12.21

 公的研究機関が今年発表した農林水産関係の研究成果のうち、最も内容がすぐれ、反響も大きかったのは、渋皮が簡単に向けるニホングリの新品種「ぽろたん」の育成、と農林水産省が21日発表した。

 「ぽろたん」は、農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が育成した。ニホングリはチュウゴクグリに比べ、大きく柔らかいという長所を持つ半面、中の渋皮が向けにくい短所を持つ。

 新品種は、大きさ柔らかさともニホングリの長所を残し、かつ家庭用のオーブントースターや電子レンジで簡単に渋皮が向ける長所も併せ持つ(10月4日ニュース参照)。来年秋から生産者に苗の販売が始まり、早ければ4、5年後に市場に出回ると期待されている。

  • BSE(牛海綿状脳症)の人為的発症に成功(北海道立畜産試験場
  • イノシシの跳躍特性の解析と「金網忍び返し柵」の開発・普及(農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター)
  • 稲発酵粗飼料を用いた肉用牛の飼養技術開発(農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所と同中央農業総合研究センター)
  • 海のミジンコが海深くCO2封印-温暖化抑制に重要な役割-(水産総合研究センター東北区水産研究所と東京大学海洋研究所)

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