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有明海・八代海調査報告書で意見募集

2006.12.05

 環境省の「有明海・八代海総合調査評価委員会」は、有明海、八代海の抱える問題点と、環境変化の要因、再生策をまとめた報告書を、4日公表した。

 同委員会は、有明海のノリ不作などがきっかけでつくられた「有明海・八代海再生特措法」に基づいて設置された委員会で、報告書は法律見直しのためにまとめられた。この報告内容について、12月15日までに意見募集を求めた。

 報告書は、有明海はタイラギなど有用二枚貝や魚類などの生産が、長期的減少傾向にあること、八代海も魚類などの生産量の長期的減少傾向、ノリの養殖生産量の低迷など深刻な問題を抱えている現状を詳しく明らかにしている。

 再生への取り組みとして、流域の土砂流出対策や生活排水対策など汚濁防止、持続的なノリ養殖のための施策の推進などをあげている。

 一般からの意見の宛先は、有明海・八代海総合調査評価委員会事務局(住所:〒100-8975東京都千代田区霞ヶ関1-2-2 環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室内、FAX番号:03-3501-2717、電子メールアドレス:mizu-hesasei@env.go.jp)。

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