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科学技術専門家の社会リテラシイも

2006.11.13

 科学技術振興機構は、社会技術研究開発事業の平成18年度新規採択プロジェクトを公表した。最近、強く求められている科学技術リテラシーの向上に関しては、専門家から一般の人への一方通行的な啓蒙策だけではなく、専門家の社会知識増進にも目を向けたプロジェクトも採択された。

 新しく採択されたのは、「ユビキタス社会のガバナンス」と「21世紀の科学技術リテラシー」研究開発プログラムについて、それぞれ4プロジェクト。「ユビキタス社会のガバナンス」は、ユビキタス社会で起こりうる不正や事故を未然に防ぎ、利点を伸ばすための方策を探る。「21世紀の科学技術リテラシー」は、科学・技術の高度化に伴って専門家と専門家以外の人々の間に生じる知識、理解の溝を埋める方策を研究開発する。

 採択プロジェクトは次の通り(カッコ内は研究代表者)

    「ユビキタス社会のガバナンス」

  • 企業における情報セキュリティの実効性のあるガバナンス制度のあり方(林紘一郎・情報セキュリティ大学院大学副学長)
  • 危機に強い地域人材を育てるGIS活用型の問題解決塾(林春男・京都大学防災研究所教授)
  • 市場と非市場をつなぐ価値転換システムに関する研究(福田豊・電気通信大学教授)
  • 医療情報のユビキタスについての社会学的検討(藤田伸輔・千葉大学医学部助教授)
    「21世紀の科学技術リテラシー」

  • 先端研究者による青少年の科学技術リテラシー向上(大島まり・東京大学大学院教授)
  • 自律型対話プログラムによる科学技術リテラシーの育成(大塚裕子・計量計画研究所研究員)
  • 科学技術リテラシーの実態調査と社会活動傾向別教育プログラムの開発(西條美紀・東京工業大学統合研究院教授)
  • 文理横断的教科書を活用した神経科学リテラシーの向上(信原幸弘・東京大学大学院助教授)

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