文部科学省から、遺伝子組み換え生物を使った実験について厳重注意を受けていた産業技術総合研究所は、7日、法令遵守を徹底する対策をまとめた報告書を公表した。
報告書は、教育訓練・講習会の実施のほか、組み換えDNA実験などに関する実地調査や、管理部門における相互連携を緊密にし、相互監視体制をつくるなど、再発防止策を盛り込んでいる。
産業技術総合研究所は、該当する実験室などの入り口に「組み換え動物等飼育中」の表示をしていなかったり、実験中に扉が開放されていた事例が複数の施設で判明、9月8日に文部科学省から文書で厳重注意を受けていた。