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流域全体の環境・景観重視した川づくり指針策定

2006.10.13

 河川がもともと持っていた生物の生育環境の保全に加え、美しい自然景観をつくり出すことを狙いとした新しい川づくり指針を、国土交通省が13日公表した。

 1990年につくられた「多自然型川づくり実施要領」を16年ぶりに見直したもので、河川の個別個所の改修に傾きがちだった従来の川づくりから、河川、流域全体に目を向けた自然環境、自然景観の保全・創出を目指している。

 また、これまでは重要な河川を優先するモデル事業的な面があったのを、すべての河川を対象にし、「治水・利水」中心から「治水・利水・環境」の調和を目指す川づくりへの転換を徹底させる。

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