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地震発生2分以内に津波予報

2006.09.08

 地震発生後、最も早ければ2分以内に津波警報・注意報を出せるようになった、と気象庁が7日発表した。

 10月2日正午以降に発生する地震から、新しい津波予報サービスの運用を始める。

 気象庁は、震源に近い観測点で地震発生をキャッチしたらすぐに速報するサービス「緊急地震速報」を、8月1日から始めており、最初の適用例となった8月31日夕の地震で、ほぼ期待通りの結果を出している。

 新しい津波警報・注意報サービスは、この「緊急地震速報」の技術を活用する。現行の津波警報・注意報は、地震発生3分後の発表、を目標としている。約3割の地震については、津波の予報に必要な震源のデータが短時間で得られることが分かっており、新しいサービスによって一部の地震については津波警報・注意報を2分以内に出すことが可能になった。

 1993年の北海道南西沖地震のように、津波が地震発生後、5分以内に到達する例があることから、1分でも早い津波警報・注意報に対する期待は大きい。

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