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スギ花粉症抑える遺伝子組み換えコメ栽培

2006.09.07

 遺伝子組み換え技術を用いてつくった、スギ花粉症に効果のあるコメの栽培を、日本製紙が始める。

 農林水産省の委託を受けた栽培で、栽培面積500平方メートルの閉鎖型大型温室を同社小松島工場(徳島県小松島市)の敷地内に作り、来年1月から栽培を始める。収穫された「スギ花粉症緩和米」は、実用化を目指し、安全性や有効性を調べる試験などに使用される。

 同社は、農業生物資源研究所と共同で、この「スギ花粉症緩和米」の開発に携わってきた。これまでに、マウスを用いた動物試験で、開発したコメにスギ花粉症の症状を緩和する効果があることを確認している。

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