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X線自由電子レーザー用の計測技術を開発

2006.08.29

 「夢の光」といわれるエクス線自由電子レーザーの実現に欠かせないスペクトル計測装置を、理化学研究所、高輝度光科学研究センター、米スタンフォード線形加速器センターが共同で、世界に先駆け開発した。

 エクス線自由電子レーザーは、新薬や新機能性材料などの開発のほか、光通信技術のブレークスルーをもたらす可能性がある技術として、各国で開発が急がれている。日本では第3期科学技術基本計画の中で「国家基幹技術」の一つに指定され、ことしから研究開発がスタートした。

 エクス線自由電子レーザーの実現には、まずレーザーの波長(スペクトル)を正確に計測する技術の確立が不可欠とされていた。

 新しく開発された装置は、13.1ミリ電子ボルトと、これまでのスペクトル計測装置より2けた高い分解能を持つ。

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