科学技術振興機構は、新しい研究成果をもとにした耐震装置の企業化を進めていたが、成功と認定したことを26日、発表した。
新しい耐震装置は、奥村敦史・早稲田大学名誉教授の研究成果が基になっており、地震波による横方向の動きを回転運動に変え、吸収してしまう仕組みになっている。開発費5,100万円で三和テッキ株式会社に企業化を委託していた。
新しい装置は、老朽化した建物にも新築建物にも取り付けることができるのが特徴。シミュレーションと振動台を使った実験のいずれによっても、非常に大きな振動低減効果が確認された。