情報通信技術(ICT)を授業に活用した場合、明らかに生徒の関心、理解度を高める効果があることが、メディア教育開発センターの調査で明らかになった。文部科学省が24日、調査報告書を公表した。
参加した教員の98%が、ICT活用の効果があったと答えており、生徒の反応でも「楽しく学習できた」など評価する声が多かった。また、授業の後に行ったテストの結果でも、分析対象となった20例中、19例でICT活用の効果が表れていることが確かめられた。
この調査は、全国の小中高校145校、344の授業を対象に実施された。同じグループで、ICTを活用した授業と普通の授業を交互に受けさせる。あるいは同じ授業内容で、ICTを活用した授業と普通の授業を別々のグループに受けさせる、といった形で、効果を判定した。