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河川水の59%がきれい

2006.07.18

 全国の小中学生や市民団体の協力を得て、環境省と国土交通省が実施した昨年度の河川水質調査の結果、「きれいな水」と判定された地点が全体の59%を占めた。両省が14日発表した。

 この調査は、きれいな水に生息する生物(カワゲラなど)から、きたない水に生息する生物(アメリカザリガニなど)まで30種類の水生生物を選び、これらの生息状況を調べることによって、河川の水質を「きれい」「少しきたない」「きたない」「大変きたない」の4段階に判定した。

 全国4,059地点、約8万6千人が参加して行われた調査の結果、「きれい」59%(前年度60%)、「少しきたない」25%(前年度と同じ)、「きたない」12%(同11%)「大変きたない」2%(前年度と同じ)という結果が得られた。

 ここ数年、この数値はあまり変わっていないが、地域別にみると、東北、北陸地域は一級河川の水質がきれいで、近畿地域は逆にきたない傾向を示している。

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