産業技術総合研究所は、なかなか混ざりにくかった異種の高分子材料を、添加剤を使わずにナノ・レベルで混ぜ合わせ、成形する技術を開発したと11日、発表した。
高分子材料は基盤材料として広く使われているが、高性能化のためには数種の材料を混ぜ合わす必要があった。しかし、多くの実用的な高分子は混ざりにくく、このため、添加剤を使うなどの方法がとられてきた。ところが添加剤が不純物となり性能を低下させる原因となってきた。
今回、開発されたのはスクリューの回転を利用した「高せん断成形加工機」を使って混ぜ合わす方法。