放射性医学総合研究所と福井大は19日、放射線治療・診断分野と先端医療における研究・教育、診療活動を推進するための研究協力協定を締結した。
放医研(千葉市)は、この分野における日本の中核的な機関。
一方、福井大は西日本で最大の原子力発電施設集中地域にあることから、放射線の平和利用の一環としての医学利用を推進してきた。高エネルギー医学研究センターを設置し、分子レベルからシステムレベルまでを統合する機能画像研究に力を入れている。
また、医学部付属病院は、美浜原発事故の際に最も重症な被災者の診療にも当たった。
協力の範囲は、共同研究活動の推進に加え、人材育成、知的財産の管理運用など包括的な協定になっている。