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羊膜使いES細胞から神経細胞 パーキンソン病治療に期待

2006.06.06

 ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から神経細胞を作り出す新しい方法を理化学研究所と京都府立医科大の研究チームが開発、6日発表した。

 培養成分としてヒトから得られる羊膜を利用するため、動物の培養成分を使う従来の方法と異なり感染のリスクがない。

 新しい方法によると、6週間の培養期間で4割近いES細胞が神経細胞に分化、このうちの3割がドーパミン神経細胞だった。

 神経伝達物質であるドーパミンが排出されないことで起きるパーキンソン病の治療法につながる成果と期待されている。

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