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若くして逝った宇宙科学の研究者名が小惑星名に

掲載日:2017年1月25日

大型月探査計画や小惑星探査計画「はやぶさ2」プロジェクトなどに貢献し、将来を嘱望されながら44歳の若さで逝った宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の研究者の名前が日本人により発見された小惑星名に命名された。国際天文学連合がこのほど発表した。

この研究者は同研究所の故・飯島祐一助教。飯島さんは名古屋大学出身で、大学では惑星形成に関する衝突実験で学位を取得。宇宙研究所に研究員として入った後は一貫して月や惑星探査計画に携わってきた。特に日本初の大型月探査計画として知られ、2007年9月に打ち上げられた月周回衛星「かぐや」では開発全般を指揮、観測機器開発などで多くの実績を残した。その後がんに侵されながらも「はやぶさ2」(2014年12月3日打ち上げ)の搭載カメラ開発などに精力的に携わった。

しかし本人の不屈の闘病や家族、仲間たちの祈りむなしく「はやぶさ2」の打ち上げ成功を待たずに2012年12月7日に44歳で亡くなった。飯島さんには死後日本惑星科学会特別賞が授与されている。

飯島さんの名前が付いた小惑星は小惑星番号120741番。1997年10月に 埼玉県入間市のアマチュア天文家佐藤直人さんが発見した。飯島さんの献身的な研究貢献を知る佐藤さんが飯島さんの名前「Iijimayuichi」を命名申請し、国際天文学連合に認められたという。

JAXAは「はやぶさ2プロジェクト」のサイトで「小惑星『Iijimayuichi』は、はやぶさ2が向かう小惑星『Ryugu』よりも外側の軌道を回っています。はやぶさ2を予定通り2018年夏に『Ryugu』に到着させ、観測している様子を外側の軌道から見てもらいたいと思います」と記している。

月周回衛星「かぐや」の想像図(JAXA提供)
月周回衛星「かぐや」の想像図(JAXA提供)
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