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国際宇宙ステーションへの補給機「こうのとり」を9日夜打ち上げ

掲載日:2016年12月9日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、国際宇宙ステーションに食料や実験装置などの物資や超小型衛星を届ける無人補給機「こうのとり」6号機を、9日午後10時26分に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げる。13日には同ステーションとドッキングし、来年1月中にステーションから離れる予定。

こうのとりは全長約10メートルで直径は4.4メートル。宇宙ステーションに積荷を届けた後、ステーション内で不要になった物資を積んで大気圏に突入して燃え尽きる。今回打ち上げられる6号機は食料や飲料水のほか、ステーションに電力を供給する日本製のリチウムイオン電池を収めたバッテリーや、宇宙ごみを除去する実験装置「エンドマス」、大学や企業が開発した7個の超小型衛星などを積んでいる。

日本製リチウムイオン電池は京都市の電池メーカーが開発し、現在宇宙ステーションで使用されているニッケル水素電池と比べて蓄電力量が3倍以上あるという。

超小型衛星は今年度中に日本実験棟「きぼう」から宇宙に放出される計画だ。このうち 「FREEDOM」は中島田鉄工所(福岡県)と東北大学が開発。運用終了後の衛星を早く大気圏で燃やして宇宙ごみにしない技術を実証するという。このほか九州工業大学とシンガポールの南洋工科大学が開発した「AOBA-VeloxⅢ」や、東京大学などが開発した「EGG」など計7個で、いずれも宇宙空間でユニークな実験を行う。

こうのとりの打ち上げは当初、10月1日だったが、配管に漏れが見つかり、修理のために延期された。

図「こうのとり」6号機の外観図 (JAXA提供)
図「こうのとり」6号機の外観図 (JAXA提供)
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