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大阪科学賞に竹田、牛尾氏

掲載日:2016年9月20日

大阪府と大阪市、大阪科学技術センターはこのほど、科学技術の発展に寄与した関西の優れた研究者に贈る2016年度大阪科学賞受賞者に、大阪大学大学院医学系研究科の竹田潔(たけだ きよし)教授と、同大学大学院工学研究科の牛尾知雄(うしお ともお)准教授を選んだ。11月17日に大阪市内で表彰式が行われ、賞金150万円が贈られる。

大阪科学技術センターなどによると、受賞理由は、竹田教授が「腸管の恒常性維持機構の解析」、牛尾准教授が「フェーズドアレイ気象レーダーの研究開発」。竹田教授の専門分野は免疫学で、腸内に多くの腸内細菌が共生、共存しているメカニズムを解析し、自然免疫系の「恒常的活性化」が炎症性腸疾患の発症に関与していることなどを明らかにした。2009年度に日本学術振興会賞も受賞している。

牛尾准教授の専門分野は電気電子情報工学で、最新鋭のレーダー「フェーズドアレイ気象レーダー」を開発した。このレーダーは、10秒間隔で3次元降水分布を100メートルの分解能で観測でき、ゲリラ豪雨の予測手法の研究開発などに活用されている。

大阪科学賞は1983年に関西を拠点とする研究者を対象に創設された。理学、工学、情報科学、医学、薬学、生物学、農学などの分野で顕著な業績を残した50歳未満の研究者2名に毎年贈られる。これまでノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥(やまなか しんや)氏(2007年度大阪科学賞受賞)のほか、文化勲章受章者も含めて多くの著名な研究者が40歳代までに受賞している。

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