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小児の誤飲事故たばこ30年間トップ

掲載日:2010年2月1日

小児が誤飲して治療を受ける原因のトップはたばこであることが、昨年暮れに公表された厚生労働省「2008年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」で明らかになった。同省が1979年にこの報告を始めて以来、30年間、変わっていない。

報告によると全国7つの協力病院小児科から報告された2008年度のたばこによる誤飲事故は159例。報告された全誤飲事故477例の33.3%を占め、2位の医薬品・医薬部外品(86件、18.0%)を大きく引き離している。

年齢で見ると、ハイハイやつかまり立ちを始める6-11カ月の乳児に集中しており、97件(61.0%)に上った。これに12-17カ月の幼児(42件)を合わせると87.4%を占めている。

当然のことながら、タバコを誤飲した小児の家庭内には喫煙者がいるケースが非常に多い。厚生労働省は「この時期の小児の保護者は、タバコ、灰皿を小児の手の届く床の上やテーブルの上などに放置せず、誤飲の恐れがある飲料の空き缶、ペットボトルなどを灰皿代わりに使用しないこと」と毎年、同じ注意を呼びかけている。

誤飲による症状で最も多いのは消化器で、続いてせきなどの呼吸器症状、顔色不良となっている。ニコチンを吸収してしまうのが問題になるが、飲料を飲ませると逆にニコチンが吸収されやすくなってしまうことから、誤飲に気づいたら飲料は飲ませず直ちに受診することが望ましい、とこれまた例年と同じ注意喚起をしている。

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