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敦賀原発1号機2016年まで運転延長へ

2009.09.04

 来年3月で運転開始から40年となる日本原子力発電の原子力発電所、敦賀1号機(福井県敦賀市)に対し、経済産業省原子力・安全保安院は3日、日本原電からの運転延長申請を認める決定をし、原子力安全委員会に報告した。

 これを受けて、日本原電は運転停止時期を2016年まで延ばす計画を同日福井県と福井市に伝えた。

 敦賀発電所1号機(沸騰水型軽水炉、出力35万7,000キロワット)について、日本原電はいったん運転開始から40年目となる2010年に運転を停止、廃炉とすることを決め、2002年に福井県に伝えていた。

 しかし、その前提となる敦賀発電所3、4号機の増設計画が遅れていることに加え、地球環境問題への対応など環境の変化などから、運転延長の方針に切り替えた。

 運転延長されると日本の原子力発電所としては、運転期間が40年を超える初の原子力発電所となる。

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