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宇沢弘文、スターン両氏にブループラネット賞

2009年6月19日

旭硝子財団は2009年のブループラネット賞を宇沢弘文・東京大学名誉教授、ニコラス・スターン・ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授に贈ると発表した。

ブループラネット賞は、旭硝子財団が地球サミットが開催された1992年に設立した。毎年、地球環境問題の解決に向けて科学技術の面で著しい貢献をした個人または組織を選び、賞を贈っている。

宇沢名誉教授は、早くから経済学的視点から環境問題に取り組み、地球温暖化対策の理論的な枠組みとして社会的共通資本の概念を提唱した業績が評価された。水俣病問題や成田問題の解決などに積極的に関与するなど社会的な活動でも知られる。

スターン教授は、地球温暖化の影響を科学データや経済モデルを用いて分析した報告書「気候変動の経済学」(2006年)で知られる。この報告書は、世界各国が協力し速やかに実施すれば将来の気候変動による巨額の損害リスクが回避・減少できることを明らかにしたことで、各国の政策に大きな影響を与えた。

授賞式は秋に行われ、両氏にはそれぞれ賞状、トロフィーと賞金5,000万円が贈られる。

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