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サイエンスニュース2011(新着情報) (39)インフルエンザ治療薬をすべての人に

2011.01.01

再生時間:5分

制作年度:2011年

 

概要

新型のインフルエンザによるパンデミックが懸念される中、公益財団法人微生物化学研究会の柴崎正勝さんは、不斉(ふせい)合成という日本の得意な化学合成の技術を駆使し、インフルエンザ治療薬を石油由来の物質から安価に大量に作るための手法を開発し、2006年にはタミフルR、2011年にはリレンザRの安価な合成に成功しました。この技術によってインフルエンザ治療薬を大量生産できれば、経済や医療制度の格差によらず、すべての人が平等に治療の機会を得られるばかりでなく、新型インフルエンザの世界的な流行を食い止めるための有効な対策になることが期待されます。

出演者名・所属機関名および協力機関名

柴崎 正勝(公益財団法人微生物化学研究会 微生物化学研究所 化学系所長、東京大学名誉教授、北海道大学名誉教授)

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