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全国こども科学映像祭受賞作品 (80) H27年度第14回文部科学大臣賞小学生部門『山にかかる雲と天気の関係パートⅡ 剱岳のレンズ雲』

2015.01.01

再生時間:10分

制作年度:2015年

 

概要

【ねらい】
私はこれまで2年間毎朝山の写真を撮ってきましたが、レンズ雲ができると、そのあとの天気は悪くなることが多いようです。
どのような天気図のときにレンズ雲ができるのか、またレンズ雲ができると天気はどのように変わるのかを理解してほしいと思います。

【内容】
2013年10月8日、剱岳にかかるレンズ状の雲を見たことがきっかけで、山にかかる雲と天気の関係を研究しようと思いました。『立山・剱岳 山の天気とことわざ』という本には、レンズ雲ができると天候が悪化しやすいと書いてあります。私は、毎朝剱岳の雲の写真をとり、天気図や天気の記録と照らし合わせて、気づいたことをまとめました。その結果、発達した低気圧が日本に近づき、南風が富山に吹き込むときに、レンズ雲が現れやすいことが分かりました。また、動画をとってその映像を早送りすると、レンズ雲の形の変化やどのような風向きの時にできやすいのかが分かりました。

【入賞コメント】
この作品は、剱岳のレンズ雲と天気の関係の自由研究をまとめたものです。きっかけは、台風が近づいた2013年10月8日に剱岳の上にレンズの形をした黒い雲を見たことです。ある日、お父さんが借りてきた『立山・剱岳 山の天気とことわざ』という本には、レンズ雲は天候悪化を知らせる雲と書いてありました。そこで、レンズ雲が現れると天気がどのように変わるのか、どのような天気図の時にレンズ雲ができるのかを調べようと思いました。山の写真をとり、天気を記録するのを毎日続けることが大変でした。でも、レンズ雲や天気についてくわしく知りたかったので頑張りました。剱岳の上にはいろいろな雲がかかるので、これからも山にかかる雲と天気の関係について調べていきたいです。

出演者名・所属機関名および協力機関名

制作者:氷見優佳
学校名:滑川市立寺家小学校(富山県)

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