レビュー

編集だよりー 2006年11月24日編集だより

2006.11.24

小岩井忠道

 当サイトのコンテンツの一つ「オピニオン」の初回、黒川清・前日本学術会議会長の文章を、「日経サイエンス」から転載させていただいて以来、同誌の定期購読者になっている。

 おかげで、今日、届いたばかりの同誌最新号(2007年1月号)から、ニュースを拾わせてもらった。原亨和・東京工業大学教授が、米国の科学誌「サイエンティフィック・アメリカン」の「2006年ベスト50」に選ばれた、という記事だ。

 原教授については、実は当サイトに連載中の「科学者になる方法」に、いずれご登場願う予定だったので、急遽、こちらの方も繰り上げ掲載させてもらった。

 「科学者になる方法」は、記事の最後に明記してある通り、同名の本(東京書籍)からの転載だ。研究助成金の給付を通じ、科学技術振興機構とつながりの深い研究者たちに、機構の担当者たちが手分けしてインタビューした記事をまとめた本だ。

 この本は現在、発売中のため、東京書籍と交渉し「引用は各研究者800字以内」という条件で、転載の許可を得ている。筆者がたくさんいるので、文章の作りもさまざま。編集作業も少々の手間はかかるが、なかなか面白い。

 原教授のインタビュー内容は、800字以内で転載(抜粋する以外、文章には手を加えていない)するのに一苦労した(中身が濃い)方に入っており、予備校時代や企業時代について、ほとんど紹介できなかったのが残念だ。

ページトップへ