レビュー

編集だよりー 2006年11月5日編集だより

2006.11.05

小泉成史

 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の「歴史のなかの鉄炮伝来 種子島から戊辰戦争まで」(26日まで)を見に行く。

 1543年の鉄炮伝来から、近代銃砲の歴史が始まる1868年の戊辰戦争まで、多くの実物資料が展示され迫力あり。歴博の銃砲コレクションが日本最大とは不勉強にして知らなかった。

 数ある展示のなかで興味を引いたのは近江の国、国友藤兵衛一貫齋(1778-1840)という人物。空気銃(気炮)(展示されている)を発明したほか、距離測定器、反射望遠鏡も製作したという。どんな人間なのだろうか?

鉄砲伝来

 その他、資料提供でやたらと出てくる「静岡・江川文庫」とはいったいなんだろうか?刺激的な展示は次から次へと調べたいことが出てくるので悩ましい。

 今回は常設展はカット。「鉄炮」の“お口直し”に付属の「くらしの植物苑」により「伝統の古典菊」を鑑賞。

 最後はJR佐倉駅前の「王将」で生ビールと一皿200円の餃子。「菊と刀」ならぬ「菊と鉄炮」の秋の一日でした。

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