富士通 フォトニクスシステム事業本部 先行技術開発室長 星田 剛司 氏
本発表では、大容量波長多重伝送システムの過去の進展、現状の商用レベル技術の状況、そして将来に向けた展望について解説する。まず、波長多重伝送システムの歴史を、ファイバ伝送容量と電力効率の観点から振り返る。次に、現状の商用製品において最高水準となる1波長あたり1Tbps超のスループットと電力効率を実現するための鍵となった、波形ひずみ補償技術とクローズドループ水冷技術の特徴について紹介する。最後に、次世代に向けて克服すべき課題と、それに対する筆者らの研究開発の取り組みについて紹介する。