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ノーベル賞有力候補に大隅、水島、細野の3氏

掲載日:2013年9月27日

国際情報企業「トムソン・ロイター」は、ノーベル賞の有力候補者として6カ国の28人を発表した。日本からは医学・生理学賞に東京工業大学フロンティア研究機構の大隅良典特任教授(68)と東京大学大学院医学系研究科(分子細胞生物学分野)の水島昇教授(47)、物理学賞に東京工業大学フロンティア研究機構&応用セラミックス研究所の細野秀雄教授(60)を選んだ。また物理学賞では、「ヒッグス粒子」提唱者の英エジンバラ大学のピーター・ヒッグス名誉教授(84)、関連のベルギー・ブリュッセル自由大学のフランソワ・エングレール名誉教授(80)ら2人も選ばれた。

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」として、過去20年以上にわたる学術論文の被引用数を基に、各分野の上位0.1%に入る研究者の中から選んだ。物理学、化学、医学・生理学、経済学の各分野で、最も影響力の大きい研究者とされる。

今年選ばれた大隅特任教授と水島教授は、ともに愛知県岡崎市にある基礎生物学研究所での研究で、細胞内の不必要なタンパク質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる現象の分子メカニズムや機能を解明した。

細野教授は、これまで超電導の特性は持たないとされていた鉄を主成分とする化合物が、超電導物質となることを2008年に発見した。その前には、携帯電話などの新型ディスプレイなどに使われだしている「IGZO(イグゾ)系透明薄膜トランジスタ」なども発明している。

2002年からのトムソン・ロイター引用栄誉賞の受賞者183人のうち、昨年までに27人がその年あるいは数年後にノーベル賞を受賞している。11年は物理学、化学、医学・生理学、経済学の受賞者9人全員が、10年または08年の同引用栄誉賞の受賞者だった。日本人研究者の同引用栄誉賞の受賞は、昨年までに16人(うち故人2人)。10年受賞の京都大学の山中伸弥教授が初めて昨年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した。

今年のノーベル賞は、医学・生理学賞が10月7日、物理学賞が8日、化学賞が9日の発表予定(日本時間)だ。ちなみに平和賞は11日、経済学賞は14日、文学賞は未定だ。

大隅良典特任教授 水島昇教授 細野秀雄教授

大隅良典特任教授

水島昇教授

細野秀雄教授

(提供:トムソン・ロイター)
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