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中国が原発使用済み燃料の再処理実験に成功

掲載日:2011年1月4日

全国52の新聞社と共同通信が運用するニュースサイト「47NEWS」は3日、中国が原子力発電所の使用済み燃料から再利用可能なウランとプルトニウムを取り出す再処理の技術開発実験に成功した、と伝えた。

記事は「核燃料サイクルを実現できる数少ない国の一つになった」という中国の原発関連国有企業の担当者の話も載せている。

核燃料サイクルは、原子力発電所の使用済みウラン燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを回収、原子力発電所の燃料として再利用する仕組みを言う。このサイクルに高速増殖炉を組み入れることでウラン資源の利用効率が飛躍的に高まると期待できることから、日本では早くから原子力開発利用計画の柱と位置づけられている。現在、ウラン濃縮、ウラン・プルトニウム混合燃料加工、再処理は実用化の段階にあり、青森県六ヶ所村で日本原燃が工場建設などを進めている。

ただし、再処理工場はガラス固化の工程でトラブルが起き、完成が当初予定より遅れているほか、高速増殖炉は原型炉「もんじゅ」の開発段階でトラブルが続出、現在、運転再開に至っていない状態にある。

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