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山中教授のiPS細胞製造法に特許成立

掲載日:2008年9月12日

山中伸弥・京都大学教授が体細胞から世界で初めて作り出すことに成功した人工多能性幹細胞(iPS細胞)の製造法について特許出願していた京都大学に対し、国内特許が成立した。

京都大学は、日本以外の各国にも特許を申請しており、それらの結果はまだ出ていない。

特許の範囲は「体細胞から誘導多能性幹細胞を製造する方法であって、下記の4 種の遺伝子:Oct3/4、Klf4、c-Myc、およびSox2 を体細胞に導入する工程を含む方法」となっている。京都大学iPS細胞研究センターは「4つの遺伝子を体細胞(例えば皮膚細胞)に導入する工程によりiPS 細胞を製造する方法に関するもので、この方法で製造された細胞にもその権利が及ぶ」と言っている。

京都大学は1昨年12月6日に山中教授の開発したiPS細胞の製造法についての特許を国際出願している。今回認められたのは、日本に移行手続きをした特許出願をもとに5月20日に分割して行った特許出願に対して。分割出願と同時に早期審査請求を行い、出願審査請求から約3カ月で特許が認められた。

権利期間は、最初の国際出願日である2006年12月6日から20年となる。

iPS細胞研究は、内外の多くの研究者が山中教授の後を追って、研究を進めており、山中教授より少ない遺伝子の導入でiPS細胞の樹立に成功するなど新たな成果が次々に報告されている。

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