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科学技術予算重点施策で一般からの意見募集開始

2011.11.29

 内閣府は28日、来年度科学技術関係予算の重点施策パッケージなどについて、一般からの意見募集(パブリックコメント)を開始した。締め切りは12月5日正午。

 来年度予算の重点化では、約300事業についてSABC評価を行う方式を廃止し、科学技術重要施策アクションプランを「最重点」、重点施策パッケージを「重点」として、位置づけることになっている。アクションプランについては既にパブリックコメントを終え、内容が固まっている。

 重点施策パッケージは、各府省が提案する研究から実用化までの一連の取り組みを取りまとめた施策パッケージのうち、重点的に資源を配分すべきものとして、科学技術政策担当相と総合科学技術会議有識者議員が特定するものを指す。

 今回、文部科学省の「若手研究人材のキャリアパスの整備」239億円など、5省の9施策パッケージを特定することが提案されている。各パッケージの概要とともに、目標やアプローチ、全体講評などが取りまとめられている。

 また、科研費や私学助成などの基盤的施策や第3期科学技術基本計画で国家基幹技術に指定されたプロジェクトについては、進捗や改善の状況、今後の取り組みに向けた所見が示されている。

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